まる
しるこ
そろそろ雪の季節が近づいてきました。
旅行で北海道を訪れる方も、転勤で初めての北海道の冬を経験する方も、気になるのは足元の準備ではないでしょうか?
北海道では、足元の対策は最重要!
観光客でスニーカーで歩いている人を見かけますが、見てるこっちがドキドキ、ヒヤヒヤします。笑
誤った靴選びをすると怪我に繋がる可能性もあるので、「たった3日の旅行だし、スニーカーで乗り越えよう」なんて考えは今すぐ捨てて、雪国で安全に過ごせるスノーブーツを準備しましょう。
この記事では北海道民歴40年以上のベテラン、アラフォーママしるこが「北海道民がリアルに履いている人気のスノーブーツ」について解説しています。
雪国で過ごす予定のある方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
- 転勤で初めて雪国で過ごす人
- 北海道へ旅行を考えている人
- 地元の人がどんなブーツを履いているか気になる人
- 人気のスノーブーツが知りたい人
冬の装備については、他の記事でも紹介しています。
目次
北海道の冬 スノーブーツを選ぶべき理由
- 雪が積もる
- 氷で滑る
- 寒さで凍える
- 水分がしみる
まず最初に伝えたいのは、北海道ではスニーカーでは乗り切れないということ。
一部エリア(札幌駅周辺〜大通エリアは、地下だけで移動できる)以外を歩くなら、たとえ短期間の旅行だとしても、しっかり対策するべきです。
なぜなら、外に出れば超過酷な環境だから。
交差点はツルツル路面でまるでスケートリンク、雪が積もれば容赦無く靴の中に雪が入ってくる、氷点下の気温で足はジンジン、濡れた靴下がさらに冷えて感覚がなくなるのが北海道。
足元の対策をしていないと、せっかくの楽しい旅行も「もう嫌!」ってなるくらい辛いですよ。
だから北海道民は、冬靴と呼ばれるブーツ・スノーブーツをしっかり用意して冬に望みます。
ヒールがあるおしゃれなブーツを履いている人だって、用途によって使い分けするためにスノーブーツも持っているという人が多いのが実状です。
購入するときに気を付けるポイント
- 靴の裏が滑りにくい構造になっているか
- 暖かさは保てるか
- 雪が入りにくい丈であるか
- 染みないか
スノーブーツを選ぶとき、いくつか気を付けるべきポイントがあります。
厳しい環境下で使うものなので、見た目だけではなく、これから解説するポイントをクリアしているかを確認してから購入しましょう。
スノーブーツ選びのポイント 滑りにくさ
北海道はいたる所にツルツル路面が潜んでいます。
交差点などは特に注意が必要。
体制を崩した拍子に腰を痛めたり、転倒して怪我をすることも珍しいことではありません。
靴底はなるべく凹凸があり、グリップ力のある素材を選びましょう。
しるこ
スノーブーツ選びのポイント 暖かさ
冬の北海道は日中でも氷点下になるのが普通。
動いているうちはいいですが、駅やバス停で待つわずかな時間でみるみる足が冷えていくのがわかります。
例え雪がない場所(ホームなど)でも、地面から「冷え」が伝わってきてしまうのです。
また雪まつりなどの観光目的の場合も、長時間外にいることになるので足がジンジンするほど、かじかんでしまいます。
だから、スノーブーツを選ぶ上で「暖かさが保たれるか」は重要なポイントなのです。
雪国発祥のメーカーやアウトドアブランドのスノーブーツは、こんな過酷な状況にも対応できる機能が備わっているものがほとんど。
逆を言えば、ノーブランドのブーツはどれだけ暖かさを確保できるのが疑問なので私は購入しません。
せっかくスノーブーツを購入するなら、信頼のおけるブランドで暖かさがしっかり確保されるものを選びましょう。
しるこ
スノーブーツ選びのポイント ブーツの丈
一晩で数十センチ積もることもザラな北海道。
道なき道を、自分で漕いで進むなんてこともよくあります。
雪が積もっているシーンを想定するなら、ショートブーツよりも雪が入りにくいロング丈がお勧め。
アウトドアを楽しむ、雪かきをする可能性がある場合は、くるぶし以上の丈のブーツを選びましょう。
またズボンの裾が濡れてしまうのが嫌な場合は、ブーツインできるようなものを選ぶのがお勧めです。
しるこ
スノーブーツ選びのポイント 防水性
積雪の時はもちろん、気温が高い日は雪が溶けてシャーベット状態や水溜りになるため、そんな悪路を歩いていると靴に染みてきます。
染みた靴ほど不快なものはありませんよね。
染みると足も冷えるし、乾燥するまで使えません。
初めてのスノーブーツ、一足で乗り切りたいなら尚更、防水性の高いブーツを選ぶことはマストと言えるでしょう。
しるこ
北海道民がリアルに愛用するスノーブーツランキング
ここからは具体的にスノーブーツを紹介していきます。
いずれも北海道民が愛用している折り紙付きスノーブーツです。
ほとんどが「アウトドアメーカー」のスノーブーツですが、これは過酷な北海道の冬では、無名ブランドよりも、機能性に優れたアウトドアブランドが支持されているということ。
一部は靴底の張り替えなどメンテナンスができるブーツもあり、使い方次第では何年も使えるから、コスパも悪くありません。
少々お値段は張りますが、安物を買って後悔するより、長く使えて快適に履けるものを選ぶことをおすすめします。
ノースフェイス ヌプシVI
ノースフェイスのヌプシシリーズは、北海道でもめちゃくちゃ人気です。
人気すぎて、一日に一人は履いている人を見かけるレベル。
中綿が入っているので暖かく、軽量であることが人気の理由。
丈の長さもロング、ミディアム、ショートの3種類から選べ、脱ぎ履きしやすいのもおすすめポイントです。
ユニセックスモデルなので、家族でお揃いで履いても◎(キッズモデルもあります)
自分はダウンのヌプシのショートを履いていて、軽くて暖かいので妻にも勧めた。店で試着もしたが、気に入ったデザインのは売り切れだったのでオンラインで購入。やや長めの防水のを選んだ。やはり、軽くて歩いても疲れないのに暖かいと気に入っている。ひと冬履いてとても良かったらしい。
引用元:goldwin公式サイト
ソレル ティボリ
スノーブーツの代名詞 SOREL(ソレル)の中でも人気なのがティボリシリーズ。
こちらも履いてる人をよくみかけますが、カラーバリエーションが豊富かつレディースモデルしかないので、ノースフェイスヌプシ程かぶる率は高くありません。
機能性が高く、滑りにくさ、耐水性の高さは文句なしな上、アウトドア感が控え目なのが嬉しいポイント。
デニムなどのパンツスタイルはもちろん、スカートと合わせることができるのでタウン向きスノーブーツとも言えるでしょう。
私も愛用していて、現在は2代目。
詳しくは、【2021年冬】失敗しないスノーブーツ選び ソレルティボリ4 サイズ感まで徹底レビューで解説していますので参考にしてください。
ギザギザでインパクトのあるソールが滑りにくく雪道でも安心して歩けます!
アウトドアでもタウンユースでも使えちゃうので色々な場面で活躍してくれます!
綺麗目なスカートやパンツスタイルにもマッチするのでコーディネートのレパートリーが増えるのも嬉しいです!!
引用元:ソレル公式サイト
ソレル カリブー
SORELからもう一足紹介。
こちらもよく見かけるカリブーというシリーズです。
防水ヌバックと厚い靴底、着脱可能なフェルトインナーという完全防寒シューズ。
滑りやすい道でも、降り積もった雪の中でも、氷点下の環境でも、冬に想定されるありとあらゆる場面から足を守ってくれます。
特に長時間屋外にいるような雪まつり、冬キャンプなどの屋外レジャーにはぴったりで、私もスキーや子供との外遊びの時に履いています。
ゴツイ見た目とパンツスタイルという組み合わせが可愛いんですよね。
詳しくは【2021年冬】レディースでもOK!ソレル カリブーの魅力を徹底レビューで解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。
他と比較するとボリューミーですが、防寒対策はピカイチです。
インナーブーツだけの買い替えも可能な為、長く使えてコスパがお得になります。
1cm刻みサイズの為、普段と同じサイズか0.5cmサイズupが目安です。
ブーツ自体が保温性高いですが、厚手の靴下を重ねる方は1cmサイズ上げるのがおすすめです。
引用元:ソレル公式サイト
ハンター オリジナル インシュレイティド ショート(トール) スノー ブーツ
英国王室御用達もイギリスブランド ハンターからスノーブーツも展開されています。
内側にフリース素材を使っているので、暖かさは◎
デザインも「ショート」と「トール」があり、好みや使用シーンに合わせて選ぶことができます。
この手の(ここではダウン系ブーツと呼びます)ブーツで長さがあるものは珍しいので、アウトドアなど完全防寒したい時はインシュレイティド トールスノーブーツはお勧めです。
以前使っていた、スノーブーツが壊れてしまい、可愛い感じのあえて古い形のこちらのブーツを購入しました。雪が降ったので使ってみたら、爪先まで暖かいのに驚きました。かなり良い感じです。黒より、グレーの色を購入したのですが、洋服に合わせ易く正解でした。耐久性は、これからですが、良さそうな感じです。
引用元:ロコンド
コロンビア サップランド
コロンビアのホームタウン「ポートランド」とその姉妹都市「札幌」の2つの都市名を合わせた「SAPLAND(サップランド)」。
マイナス20℃でも硬化せず、靴底の細かい突起が摩擦力を発揮するから、氷の上でも滑りにくいのが特徴です。
見た目も細身でゴツくないから、スノーブーツのゴツさが苦手…という人にも抵抗なく履けるデザインになっています。
あまりのスリムさから寒さには耐えられるの?と心配になるかもしれませんが、内側はオムニヒートという素材を使っていて、ちゃんと寒さ対策もできているブーツです。
ユニセックスデザインなので、彼・旦那さんとお揃いでも履けますよ。
コロンビアが独自に開発したオムニヒートは身体の熱を利用して内部を暖かく保つテクノロジーです。 引用元:コロンビア公式サイト
普段22センチ、今回は23センチかいました。
サイズはちょうど良かったので少し小さめなのかな?
北海道の路面凍結時、全く滑らないわけではないけど、本当に滑りにくい方だと思います。
引用元:アマゾン
BOGS B-モック
最近見かけるようになったのが、BOGS(ボグス)。
持ち手のような穴が空いた不思議なデザインとキルト風素材がなんとも言えない可愛らしさを感じます。
この細身で女性らしいデザインなら、スノーブーツが欲しいけど見た目が…という女性でも取り入れやすいです。
機能面も十分で、ウェットスーツにも使われる素材だから防水面も安心だし、靴底もグリップ力があるので、雪国でもOKです。
ちなみに「持ち手」がないよりシンプルなデザインやショート丈、ロング丈とバリエーションも豊富。
キッズ用もあるので、子供とお揃いでもいいかもしれませんね。
スノーブーツの選択肢が少ない、人とかぶるのが嫌という人は、BOGSがお勧めです。
暖かく軽く歩きやすいのですが、外国サイズなので、日本人に多い幅広の足には少し横幅が狭い。0.5サイズ大きいのしかなかったので、それにしたのですが、横幅はいいけど、かかとが少し余ります。厚い靴下にすると横幅がきつい。でも最近はヒートテックの薄い靴下があるので、快適に履いてます。裸足でも大丈夫なくらい暖かい☺ですし。
引用元:アマゾン
北海道の冬でも快適に過ごせるスノーブーツを選ぼう
極寒の北海道では、スノーブーツ選びは重要。
暖かく、滑らず、丈が長く、防水性の高いスノーブーツを選べば、厳しい北海道の環境でも乗り切れます。
機能性が高いアウトドアブランドなら、その点をクリアしているものが多いので安心です。
機能的なスノーブーツが一足があれば街中でも、雪深いところでもオールマイティーに活躍し、場合によっては数年使用することも可能ことでしょう。
逆に値段をケチったり、デザインだけを重視して購入したとしたら、結局不満が出て、最悪買い直ししなくてはならない可能性も。
解説したスノーブーツの選び方をよく確認して、満足度の高いお気に入りの一足を見つけてくださいね。