悩めるママ
キャンプや登山の時の「救急セット」は何を持っていけばいいの?
基本的なグッズを揃えた後、自分でカスタムするのがお勧め!
しるこ
子供が3〜4歳の頃からアウトドアに出かけることが増えました。
楽しいイベントに子供のテンションも上がり、走り回って怪我をしたり、発熱したりとトラブルが起きることも。
キャンプや登山など、人里離れた場所に出かけた時には、ケガや病気の時に「病院に着くまで」自分達で対応する必要があります。
そんな時に役立つのが薬や応急処置グッズを入れた「ファースト・エイド・キッド」。
携帯用の救急箱です。
目次
キャンプ用に救急セットを用意した理由
いつものノリで「ちょとコンビニ行ってくるわ」と薬や消毒薬を買いに行くことができないのが、登山やキャンプ。
だから言って子供が痛みや体調の悪さを我慢するにも限界がありますよね。そんな時は速やかに投薬や、ケガの対処をして安心させてあげたいものです。
先日行ったキャンプで息子が発熱し、一晩ドキドキしながら過ごしました。
慣れない土地で病院を探して連れて行くべきか、そもそも土日にやっているのか、冷やすものは足りるか…など一瞬であれこれ考えました。
幸いにも解熱剤も持参しており、高熱にもならなかったので事なきを得ましたが、「アウトドアライフを満喫するためには、救急用品の準備こそ怠ってはならないのでは!?」と感じて、本気で救急セット(ファースト・エイドキット)を用意することにしたのです。
救急セットを用意した理由① キャンプも登山も。一つあれば使いまわせる
ハイシーズンになると、今週は登山、来週はキャンプとアウトドアの頻度が増える我が家。でも、その度に救急用品を一から用意するのは面倒なので、「アウトドア専用救急箱=ファーストエイドキット」を用意することにしました。
アウトドア専用の救急箱があれば、荷物にポンと入れるだけでいいので、準備の時間が短縮できます。使わない時は非常用リュックに丸ごと入れておけば、非常用の救急箱も兼ねることもできる。
登山用、キャンプ用、非常用とそれぞれ別に用意するとコストも見直す手間も倍かかりますが、この方法なら後の管理が楽になります。
救急セットを用意した理由② 見やすく、すぐ取り出せる
キャンプや登山を始めた頃は、とりあえず必要そうなものをジップロックに詰め込んでいく!というなんとも雑な準備でした。
ジップロックは中身が見えるという点は良いのですが、他の荷物も同じようにジップロックに入れていくのでどれもこれも同じように見え、一見どれが救急用品なのか分かりづらいという問題がありました。
そして取り出しにくいため目当てのものを出すために、結局袋の中身を全部出してました。
緊急時は、誰でも荷物の中から見つけてすぐ対処できることも大切。残念ながら、ジップロックに詰めた状態ではそれも難しかったのです。
救急セットを用意した理由③ パパでも子供でも探し出せる
緊急時は誰にでも「この中に救急用品が入ってる」とわかってもらうことが大切。家族が対応する時も「どこに入ってるのー?」と探さなければいけないのは困りものです。
市販のファースト・エイドキットは、基本「赤色」で「十字のマーク」がついているので一目で救急用品であることがわかります。
またアウトドアブランドのものなら軽量で、中身も整理がしやすいような構造になっているものが多く、目的のものを速やかに取り出すことができます。
アウトドアをするようになったら、特に子供と一緒ならファーストエイドキットは必須。かと言って、作る手間・コストは抑えたいので、「アウトドア用にしっかりしたものを一つ作るって使い回す」方法はおすすめです。
- コンパクトに
- すぐ取り出しやすく
- 誰でもわかるようジャンルごとにまとめる
- ファースト・エイドキット一つを使いまわしたい
ドイター ファーストエイドキットを選んだ理由
ファーストエイドキットを作ることが決まったら、まずはケースを選びましょう。耐久性や、視認性(救急用品と見極めらる)から「アウトドアブランド」のケースがおすすめです。
特にお勧めは、ドイターのファーストエイドキット。
値段が手頃
アウトドアブランドのファースト・エイドは、ケースだけでそれなりのお値段。
使い勝手が良いので、それ相応の値段なのは仕方ないとわかっていても…主婦としてはできれば安いものが望ましいのです。
そこで友人から勧められたのが、ドイターの「First aid kit」。ドイターは他のメーカーに比べて安価で愛用している人も多いらしい。人気なのには理由があるだろうと、こちらを購入してみました。
ドイター- ファーストエイド アクティブ 2,000円(税別)
- ファーストエイド キット 2,500円(税別)
- ファーストエイド プロ 3,200円(税別)
- ファーストエイドバッグS 3,700円(税別)
- ファーストエイドバッグM 4,300円(税別)
- ファーストエイドバッグ 3,000円(税別)
使い勝手が良さそう!ドイター ファーストエイドキットの構造
ドイターのファーストエイドキットは、ファスナーでぐるっと囲まれた作り。
ファスナーを開けると、3つのスペースに区切られており、さらに細かいものを入れるために仕切りがあります。
左側の3つのポケットには、包帯などのロール上のものがうまく入りそう。
真ん中には、絆創膏などの細かいものが入る仕切りがあります。尚、後ろ側の仕切りは底が抜けているので入れるものに注意。
右側は、完全にファスナーで閉じることができます。深さも一番あるので、ややかさばるものを入れるのに◎
私は消毒薬、冷えピタを入れています。
ドイター ファーストエイドキットの中身は?
ファーストエイドで準備するべきは、主に「怪我」と「体調不良」に対する備えです。
いずれにしても、アウトドアを楽しめる=田舎と考えられるので、病院へ行こうにも距離がある可能性が高いです。その間、耐えるためにはどうしたら良いか?という視点で準備しました。
実際どんなものが入れているのか、みていきましょう。
怪我への備え
キャンプなら転んで擦りむいた、捻挫したなんてことはよくあること。他にも打身、打撲、骨折などが考えられます。傷の手当や冷やすことに重点を置いた用意が必要です。
登山なら下山できるように、テーピングなどもう少し手厚い準備が必要になります。
病気への備え
多少の体調不良には自分で対処できるように「薬」関係もしっかり用意しましょう。
考えられるのは風邪、発熱、胃腸の不調、アレルギー、ものもらいなど。普段使っている薬を持参+αで準備すると良いと思います。大人と併用できない薬もありますので、子供用の薬も忘れずに用意しましょう。
キャンプなどでいつもと違う食事をとったりすると、お腹の調子が悪くなることもあるので整腸剤もあると便利。子供は汚れた手で目を擦ったりするので、抗菌目薬もあるといいですよ。
- 解熱鎮痛剤
- 風邪薬
- 胃薬
- 整腸剤、下痢止め
- 抗菌目薬
- 虫刺されの薬(子供用もあると良い)
必須ではないですが、子供がいる場合はこんな準備もあると安心です。発熱した時、体温次第では解熱剤を使うか判断したいので体温計は持参することをお勧めします。
- 体温計
- 冷えピタ
- のど飴
普段は非常用リュックに入れておこう
上記を常にファースト・エイド・キットに入れておけば、非常時にも十分役に立ちます。
別に用意すると、管理・維持するために時間もお金もかかりますので、アウトドアで使わない時は非常用リュックの中に入れておきましょう。
- 怪我に対応できる
- 体調不良にも対応できる
- 管理する時間やコストがかかりにくい
ドイター ファーストエイドキットの使い心地とサイズ感
ドイターのファースト・エイドシリーズは、3つの種類があります。
私が選んだのは、真ん中のサイズの「First aid kit」。これがノーマルサイズらしいです。
他に小さい「First Aid Kit Active」と、大きい「First Aid Kit Pro」があります。
ドイター First Aid Kit(ノーマルサイズ)
ファーストエイドキット(真ん中のサイズ)は、必要なものは入るだけの容量がありながら、コンパクトにまとまるサイズ感です。
子供がいるとどうしても入れるものが多くなりがちですが、それでも最低限のものは入れることができました。ただ、閉まるけどパンパンになってしまいました。
ドイター First Aid Active(一番小さいサイズ)
First Aid Activeは、一番小さいサイズです。極力小さくまとめたい方、一人分づつ携行したい方は、これがいいかもしれません。
ドイター First Aid Pro(一番大きいサイズ)
重量:160g サイズ:H16×W18×D8
First Aid Proは、一番大きいサイズです。家族分を全て一つにまとめるなら、Proくらいのサイズがあった方がいいかもしれません。
今回ノーマルサイズの「ファースト・エイド・キット」を使ってみて、家族分の応急セットを作るのであれば、アクティブは小さすぎる。選ぶならノーマルサイズ、もしくはProを選ぶべきというのが感想です。
登山に使うなら極力荷物を小さくしたいので、ノーマルサイズを選ぶべきですし、キャンプに行くならProサイズでもいいのかなと思います。
キャンプの救急セットは自分で用意しよう!
ファースト・エイド・キットという名前の商品は、ネットでも販売していますが、中身をよく見ると超基本的なものしか備わっていません。
特に子供と一緒なら用意するものが大人とは違ってきますので、既製品だけではぶっちゃけ足りないです。キットを購入する場合でも、それだけで安心せず自分でカスタムするべきです。
またキットを購入し、カスタムしようにもケースが小さすぎると何も追加できない、という場合も。家族がいる場合は、ドイターのファーストエイドキットのようなしっかりしたケースを購入して、オリジナル応急セットを作ることをお勧めします。
自然の中に飛び込むアウトドアは、いつも危険と隣り合わせ。上手に楽しむために、自分で準備できることはしっかり用意してから出かけましょう!
- ケースを用意する
- 家族構成を踏まえ、中身を用意する 足りないものは購入
- ケースに収める 使わない時は非常用リュックへ保管