悩めるママ
しるこ
子供も大きくなってきたし、体力をつけるためにも子供と登山を始めたい!
幼稚園や保育園で「山登り」があるので、一度は登山の経験をさせておきたい。
そんな風に考える親御さんも多いのではないでしょうか。
我が子が通う保育園では年長で「登山」の予定があるため、一度体験しておいた方がいいと思い、体力もついた4歳で初挑戦しました。
登山するにあたり気になる「装備」ですが、最初は手持ちの道具を使いながら、2回、3回…と数を重ねるごとにアイテムを増やし、とうとう「登山靴」を購入。
なぜ、購入したのか、本当に登山には「登山靴」が必要なのか解説していきます。
目次
子供用に登山靴を買うべき理由3つ
我が家で子供に「登山靴」を買い与えた理由は、3つです。
- 滑らないように(ケガの防止)
- 登山を楽しむためのツールとして
- 手頃なトレッキングシューズがあった
【スニーカーは滑りやすい】ケガを防止するために登山靴を用意しよう
登山靴の購入を決断した1番の理由は、ケガを防止するためです。
子供と登るような整備された山道でも、そこはやはり自然の中。木の根があったり、石がゴロゴロしているような場所があったりと、同じルートでもいろんな場面が想定されます。
実際に初回はスニーカーで登ったのですが、スニーカーはよく滑ります。
山道で滑ると階段を踏み外しそうになったり、勢いがついてゆっくり歩けなくなります。
特に下山の際は、危険です。転倒する可能性が高まりますし、滑った拍子に手をついたりすると、手首を怪我する可能性もあります。
今回はたまたま怪我がなかったけど「スニーカーのまま登山してたら、いつか怪我しそうだ」とヒヤヒヤしました。
よく「子供は関節が柔らかいからスニーカーでも問題ない」と言われますが、それは捻挫などのケガに対しての話。
もちろん捻挫も心配ですが、実際に子供と山を登った感想として、滑って転倒する、お尻や手首を強打する方が可能性としては高いように感じます。
それもそのはず。スニーカーと登山靴を比較すると「靴底」が全然違うんですよね。登山用の靴は、溝がしっかりしているのに比べ、スニーカーの溝は少なめ。これでは滑る訳です。
子供と安全に登山を楽しむなら、どちらの靴を選んだらいいかは歴然。親も子も「怪我を防ぐために」登山靴(トレッキング用シューズ)を選ぶのがベストです。
初めての登山をスニーカーでしたときの話はこちら↓
初めての登山 子供と札幌の円山に登ってみた【モチベーションアップ】道具が充実したら子供だって楽しめる!
まず「形から入る」ってありますよね。ウェアを揃えたり、関連アイテムを検索してみたり。
あれ、子供も同じみたいです。笑
大人も登山靴の購入を検討していたところ、子供自身が「僕も登山靴が欲しい!」と盛り上がってしまいまいした。
彼は彼なりに登山を楽しんでいる様子だったので、これをきっかけに「山を楽しむ」「登山を継続する」「違う山にチャレンジする」というより前向きな気持ちになってくれれば良いなと思い購入を決断。
おかげで、今のところ飽きずに登山を楽しめているようです。
【思った程高くない!?】手頃な登山靴もある
登山靴って値段が高いと思ってませんか?私もそうでした。
子供はすぐサイズアウトしちゃうし、何度使うかわからないものに高いお金を払うのはもったいないと思いますよね。
でも初心者でも手が届きやすい「手頃なトレッキングシューズ」もあるんですよ!
オススメは、mont-bell(モンベル)のマーセドブーツ。
我が家もこれを購入しました。
子供用の登山靴 モンベルのマーセドブーツを選んだ理由
子供用の登山靴として選んだのは、モンベルの「マーセドブーツKid's 16㎝」です。
mont-bell(モンベル)は、1975年に創業した日本のアウトドア用品メーカー。日本各地にお店を構え、ショッピングモールにも多数出店しているので、ファミリー客にも馴染みがあるブランドですよね。
私も大好きで、自分用・子供用とたくさんのmont-bellの商品を愛用しています。
今回もモンベルで購入した訳ですが、なぜ「マーセドブーツKid's」を購入したのかについて詳しく解説したいと思います。
- サイズ展開が豊富(16㎝から展開あり)
- 価格が手頃
- 信頼のアウトドアメーカーなので、メルカリで販売することも可能
- 実店舗が日本各地にあるから買いやすい
- ネットでも購入可能
【幼稚園児・保育園児でもOK】モンベルの登山靴はサイズが豊富
モンベルの良いところは、子供用サイズが充実しているところです。
幼児から小学生まで使える幅広いサイズ展開で、ウェアはもちろん、リュックや雨具、靴下などの小物まで、多くのアウトドアアイテムを展開しています。
登山靴についても、幼児用サイズを展開しているメーカーはかなり少ないのですが、モンベルは16㎝から展開しています。
多くは、小学生頃から使うことを想定して19㎝前後からの展開です。
メーカー | サイズ展開 |
---|---|
モンベル | 16㎝〜25㎝ |
キャラバン | 19㎝〜24㎝ |
キーン | 15㎝〜19.5㎝ |
コロンビア | 19㎝〜24㎝ |
アルバルト | 18㎝〜25㎝ |
【サイズアウトを想定しても手が届く】モンベルの登山靴は価格が手頃
モンベル最大の魅力は、他のアウトドアメーカーに比べ価格が手頃だという点です。機能性も十分なのに良心的なお値段なので、コスパは最高!
特に「マーセドブーツ」は子供用登山靴の中で一番手頃なシリーズで、防水機能こそありませんが、その分手が出しやすい価格設定になっています。
値段はなんと税込4,620円!(22㎝以上は4,950円)
登山靴=高額というイメージでしたが、某ニュー◯ランスなどのスニーカーと変わらない価格帯です。
しかも信頼のあるアウトドアブランド「mont-bell」の登山靴なので、サイズアウトしても「メルカリ」「ラクマ」で売ることも可能ですよね。
1万円近くになると簡単には手が出ないですが、スニーカーと変わらない価格で安全面がカバーされ、かつリサイクル可能なら、買っても損ではないと判断しました。
4,620円(2020年7月現在)マーセドブーツKid's
16〜21㎝:4,620円 22〜25㎝:4,950円
(2020年7月現在 いずれも税込価格)
【実店舗が多い】試着してから購入できる
登山靴を買うときは、試着をしてから購入が望ましいです。
登山靴は、大人も子供も、足の実寸を測って+0.5㎝から+1.0㎝余裕を持たせたサイズを選ぶのが基本です。他にも甲の高さが合うか、足首に靴が当たって擦れないか、という点を確認します。
ただ子供用に関しては、メーカーやシリーズが少ないので、選べるものが限られるのも事実。よって、最低限確認する点はサイズが合うかどうか、痛みがないかという点です。
実店舗に行けばサイズの確認をしてくれますし、試し履きもできますので、まずは近くのお店に行ってみると良いでしょう。最寄りの店舗はこちらから確認できます。
どうしても最寄りに店舗がない場合はネット購入もできますが、その際は最低限、フットメジャーで足の実寸だけは確認してから選びましょう。
尚、モンベルの公式サイトで購入した場合は、条件付きで返品することも可能です。サイズが合わなかったときも、返品対応ができるので安心ですね。
ただし、返品は送料等自己負担となります。返品できない場合もありますので、注事事項もしっかり読んでから購入しましょう。
返品交換をお受けできない商品
・商品のお届け日から8日以降に返品交換センターに到着した商品
・一度ご使用になられた商品(ご使用後、不良と分かった場合は除きます)
・商品タグ、パッケージ(袋やケースなど)のない商品
・お客さまの元で、キズまたは汚れが生じた商品
・裾上げ、刺繍、プリント、お直しなどの加工された商品
・返品交換センターにて、再販できないと判断させていただいた商品
モンベルオンラインショップより
【実録】モンベル マーセドブーツ Kid’sで登山してみた結果
我が家は店舗で試着した上で、ネットで購入しました。
気に入った色・サイズの在庫がなかったためです。その点、ネットは在庫が揃っているので便利ですよね。
実際に履いてみた感想ですが、ベルクロ(マジックテープ)なので、自分で履けるし、足首もしっかり固定されているので歩きやすそうです。
何より、毎度下山時に滑って転んでいたのですが、このブーツを履くようになってからほとんど転ばなくなりました。
ヒヤヒヤする場面が減り、親自身がより余裕を持って登山を楽しめるようになったので、お値段以上の価値はあったと感じています。
【普段履きもできる?】子供用の登山靴
今回はマーセドブーツを紹介しましたが、モンベルには他にも子供用の登山靴の展開があります。
また19㎝以上になると、より多くのメーカーから選ぶことができます。
【モンベル】ランプランドブーツ
こちらもモンベルの子供用登山靴です。
防水機能があることから、マーセドブーツより高額となります。
サイズも16㎝から展開しており、BOAアシスト機能(ダイヤルを回して靴紐を締める)付きのタイプもあります。
また、トレールグリッパーというグリップ力のある靴底を採用しているので、マーセドブーツよりも滑りにくいのが特徴です。
防水機能があった方が良い、本格的な山に挑戦するということであればこちらを検討しても良いでしょう。
・ラップランドブーツリールアジャスト Kid's 16-25
(BOAアシスト機能付き 価格:8,750円+税)
・ラップランドブーツ Kid's 22-25(価格:7,400円+税)
・ラップランドブーツ Kid's 16-21(価格:7,100円+税)
【モンベル】ラップランドストライダー Kid's
ラップランドブーツの丈が短いタイプです。
防水機能やグリップ力のある靴底はそのままに、軽快な動きにも対応できます。低山やキャンプはもちろん、普段履きもできるオールラウンダーシューズです。
・ラップランドストライダー Kid's 22-25 (価格:7,200円+税)
・ラップランドストライダー Kid's16−21 (価格:6,900円+税)
【モンベル】パームランドジョガー Kid's
トレイルグリッパー採用で滑りにくく、ローカットなので脱ぎ着がしやすいシリーズです。
防水ではないですが、その分蒸れにくく、軽量なので快適。普段使いもできます。
なるべくコストを抑えたいなら、普段履きにも、ハイキングにも両方使えるパームランドジョガーという選択もアリ!
・パームアンドジョガー Kid's 22-25 (価格:5,900円+税)
・パームアンドジョガー Kid's 16-21 (価格:5,600円+税)
【モンベル】ベビーブーツ 13-15
モンベルなら赤ちゃん用のブーツまで展開があります!
高さがあるので、足首までしっかりホールドしてくれます。さらにゴムとベルクロなので、脱ぎ履きがしやすい構造。子供も、履かせる親御さんも使いやすくなっています。
15㎝まで展開があるので、3歳頃で登山デビューするならベビーブーツでデビューするのもいいですね。
・ベビーブーツ (価格:3,200円+税)
【キャラバン】 C1-JR
初心者向けの登山靴を多く扱う Caravan(キャラバン)にも、子供用モデルがあります。
キャラバンで人気のあるC1シリーズのキッズバージョンです。
サイズ展開は、19㎝から24㎝。色は2色展開です。もちろん防水機能もあり。
インソールが2重になっていることでサイズの微調整もでき、早い子供の成長にも対応できそうですね。
親子でキャラバンで揃えるのもいいですね。
【KEEN】キーン
キーンは、アメリカ・オレゴン州のメーカー。つま先が出ないサンダル”ニューポート”が有名ですよね。
トレッキングシューズも充実しており、中でも人気のターギシリーズのキッズモデルです。
モンベルよりさらに小さい15㎝から展開があり、防水性も兼ね備えているので幼児向けならこちらもおすすめ!
【Colombia】コロンビア
アメリカのオレゴン州で1938年に創業されたコロンビア。
機能性はもちろん、デザイン性の高さから人気のあるブランドですよね。
キッズ用のトレッキングシューズもやっぱり可愛い!
吐き口はベルクロで、サイズ調整ができるインソールが入っているなど子供が使用しやすいトレッキングシューズ。防水機能も備えています。
【Treksta】トレクスタ
トレクスタは、韓国のトレッキングシューズ・ブランドです。
日本ではあまり馴染みがないですが、韓国では大人気のブランド。大人用は比較的安価に購入でき、コスパも高いと評判です。
長年にわたって海外有名ブランドのOEM生産をしてきた経験を活かし、独創的で質の高い製品を送り出しています。その信頼性と技術力の高さは韓国軍の軍用靴の製造を請け負っていることでも実証。人口4500万に対し1000万人のアウトドア人口がいるといわれるこの国で、絶大な支持を受けています。
トレクスタ 公式サイト
子供用の登山靴は早い段階で買うべき
初めての登山は子供がどんな反応をするのか、登りきれるのか、楽しめるのか未知の世界ですよね。
山を登ることは、自然を感じること。
普段街中では出会うことができないような植物、虫、動物に出会えたり、風や太陽を感じることができ、とても刺激的な体験です。
頂上まで登りきることにこだわらなくても、”自然を楽しめる遊び”くらいの感覚で挑戦してみるといいと思います。
ただ、装備に関してはケガ防止の観点から、最低限準備が必要です。特に登山靴については、早い段階で用意することをおすすめします。
手軽な価格の登山靴もありますし、サイズさえしっかり確認できればネットで購入することも可能です。
メルカリなどで、中古品を気軽に探すこともできるので活用してみるのも手ですね。
装備が充実することで子供自身のやる気もアップするので、結果的に登山を継続することにも繋がります。
備あれば憂いなし!当日の計画、装備をしっかり準備して、子供と楽しい思い出を作りましょう。
- ケガの防止(スニーカーでは下山の時滑りやすい)
- 子供のモチベーションアップする
- 手軽な価格の登山靴もある
また、大人も登山靴はあった方がベストです。
靴以外の装備についもまとめていますので、覗いてみてください。
【登山靴の購入を迷っている方へ】親子登山で登山靴が必要な理由 【何を選べばいい?】登山するときの子供の服装