悩めるママ
しるこ
こんな悩みを解決します。
最近子供と一緒に登山を始めました。
とは言っても子供もまだ小さいので、ハイキングレベルの山を何度か登った程度です。
最初はスニーカーで登っていましたが、「登山靴がないとまずいかも…」と思うことが増え、購入しました。
なぜ登山靴を購入したのか、どんな靴をどこで購入したのかをまとめていますので、同じように購入を迷っている方の参考になると思います。
この記事は登山初心者で「低い山しか登らない場合、登山靴を買うまでもないんじゃ…?」と購入を迷っている方向けの記事です。
- 子供との登山に「登山靴」が必要な理由
- 登山靴の選び方
- おすすめされた登山靴
- 買うべきお店の選び方
目次
なぜ子供との登山に「登山靴」が必要なのか
登山って、最初はお金がかかるイメージがありませんか?私はそうでした。
専用の靴、服、リュックなど用意するものがたくさんある、しかも子供の分も揃えるとなると、結構な金額になります。
一般的に登山をするなら、登山靴と雨具はきちんとしたものを用意するべきと言われていますが、なぜ登山靴が必要とされるのか、購入した経緯とともに追っていきます。
そもそも登山靴とは?スニーカーとの違い
登山靴とは、山を安全に登るための靴です。
不安定な山道を登るために適した作りになっているので、当然スニーカーと比較すると登りやすさ・安全面が違います。
低い山と言っても石がゴロゴロ転がっていますし、部分的に急な斜面もあります。私もスニーカーで登った時には、下りで何度も尻餅をつくハメに。幸運なことに怪我こそなかったものの、あのままスニーカーで登り続けていたらいつか怪我をしていただろうと思います。
初めての登山 子供と札幌の円山に登ってみた「お金もかかるから」と安易にスニーカーで登ることは、安全面を妥協することと同じなのです。
- 滑りにくくするため、靴底の溝が深くて大きい。
- 靴底(ソール)が厚くて硬い
- 木や石に当たっても大丈夫なようにつま先がラバーなどで保護されている
- 転倒や捻挫などの怪我防止のため、足首まで保護するような作りになっている
- 防水加工されている
子供との登山に、なぜ登山靴が必要なのか?
子供との登山するなら、例え低い山であっても登山靴で登るのがベストです。子供連れの場合は、大人は子供のフォローに回る必要があるからです。
・もし子供が怪我をしたら?
・もし子供をおぶって下山することになったら?
・さらに突然雨が降ってきたら?
こんな状況になった時、石や岩、急な階段がある山道を子供を連れて下山する自信はありますか?
怪我だって雨だって、登山なら当然起こり得る話。べちゃべちゃの靴で、ズルズルと滑る道を怪我した子供をフォローしながら必死に下山したとしたら…
もう二度と登山なんてしない!と思うことでしょう。(たぶん子供も)
登山を長く楽しみたいからこそ、危険を回避したり、安全対策したりという準備が大切なのだと思います。
登山が楽しい、子供も楽しんでいる、頻度は多くなくても続けたいと思うのであれば、早めに買うべきです。
ちなみに我が家は子供にも登山靴を履かせています。より安全性を重視するなら、ぜひ子供にも履かせてあげてください。
【子供用登山靴は買うべき?】子供にも登山靴が必要な理由登山靴の選び方
ママ
しるこ
登山靴をいつも履いている靴と同じ感覚で選んではいけません。
長時間、しかも急斜面を登ったり、降ったりする登山。足にあう靴を選ばないと、痛みが出て歩き続けることができなくなります。
そもそも、自分の足のサイズって何センチか知ってますか?
実際にお店で測ってもらいましたが、自分が思っているサイズと違いました。まずはきちんとサイズを知ることが大前提。その上で、登る山に合わせて登山靴を選びましょう。
登山靴の種類を決めよう
登山靴には、種類があります。
- ハイカットは、岩場や縦走という本格的な登山を想定した登山靴。
- ミッドカットは、低山で登山道が整備されている山を想定した登山靴。
- ローカットは、高低差のないハイキングなどに適した登山靴。
子供と登山ことだけを想定するなら、ローカット〜ミッドカットで十分ということになります。友人や夫婦などいずれ大人だけで登山する可能性があるのなら、ミッドカット〜ハイカットを選ぶという選択になると思います。
お店で靴を選ぶ際にも、「将来的にどんな山に登りたいか」をヒアリングされた上で、見合った靴をチョイスしてくれます。
登山靴の靴底は、4〜5年で寿命。とりあえず、今後4年の間にどんな山に昇る可能性があるのか、子供の年齢的に本格的な山にチャレンジすることになりそうなのか、を考えて選ぶと良いでしょう。
サイズを測ってもらおう
登山靴を扱っているお店に行くと、足のサイズをはかる「フットメジャー」がありますので店員さんに測ってもらいましょう。
かかとをきちんとつけて測ってみると、22.5㎝!いつも23.5㎝を履いているので、認識していたサイズと違うことにびっくりします。
サイズを自宅で確認したい!という場合は、Amazonや楽天でフットメジャーを購入することもできます。
登山靴はお店で選ぶのがベストだと思いますが、ネットで購入したい!という方は最低限フットメジャーできちんとサイズを確認してからの購入をお勧めします。
登山靴用靴下を履いて、試し履きしよう
登山靴を購入する際は、必ず登山用靴下を履いて試着しましょう。登山用靴下は厚手なので、普通の靴下で試着した時と感覚が異なるためです。(お店の場合は試着用の靴下が用意されています。)
靴下を履いたら「中敷」を取り出して、中敷に上に乗るよう指示されます。
かかとを合わせて、「先端」と「幅」にどのくらい余裕があるかを確認しているようです。同じサイズの靴でも、メーカーによって靴幅などが違うため、中敷の上に乗ることで「どのくらい余裕があるか」を目視で確認できます。
ちなみにサイズは足の実寸に対して+0.5㎝〜1㎝のサイズが適正なのだそう。私の場合は、23㎝〜23.5㎝が適正ということになります。
またサイズの見極め方の一つとして、つま先に足を寄せて、かかとに指一本分くらい余裕があるとよいという見極め方もあるようです。
- 登山用靴下を履いて試着する
- 足の実寸に対して+0.5㎝〜1㎝のサイズが適正サイズ
- 中敷に乗ると、目視でどのくらいの余裕があるか確認できる
- 足をつま先に寄せて、かかとに指一本の余裕があると良い
登ったり、降りたりしてみよう
中敷を靴に戻していざ、試着!
靴紐の締めかた、登山の歩き方教えてもらい、実際に店内を歩いてみます。
基本は小股で、靴底全体で地面を捉えながら歩きます。ハイカットの場合は足首が固定されている分、普段のように大股で歩くと靴擦れしてしまうので注意!
店内には山で想定される動きを確認できる坂道?が用意されているので、実際に傾斜を歩いてみて違和感や痛みがないか、つま先が先端に当たっていないかを確認します。
- 下り坂の時につま先が先端についていないか
- 幅や甲はきくつ感じないか
- 足首に当たって痛くないか
一つアドバイスするとしたら、必ず複数のメーカー・シリーズの靴を試着してください。何足か履き比べてみることで「こっちの方が当たるかも?」「こちらの方が違和感がない」など、小さな違いに気付くことができます。
試着では小さな違和感だったとしても、実際の山では数時間履き続けるわけですから、靴が合わないと足を痛めますし、疲労感は倍増します。
痛みがあると、せっかくの楽しい登山も辛い思い出になってしまいますよね。じっくり試着をして、自分の足にあった靴を選びましょう。
お勧めされた登山靴3点
最初は国産で、手が出しやすい価格のものが人気とのことで、初心者向けの3足をチョイスしてもらいました。
そもそも日本人の足は、「足指ががっちりしていて、甲高で幅広」という特徴があり、欧米人とは真逆なのだそう。
日本のメーカーは、日本人似合う型で作っているので国産の方が合いやすいのは当然ですね。
【caravan】キャラバン C1-02
まず最初に紹介されたのがcaravan(キャラバン)というメーカー。
他のメーカーのものより、色・デザインが豊富で店頭でも目を引きます。
そして、どうやら結構有名なメーカーのようです。
キャラバンシューズ
1954年、日本山岳会隊のマナスル登頂のアプローチシューズとして開発されて以降、60年以上に渡り登山靴をはじめとする多くの登山用品を展開しています。
とくに、長い時を経て履きやすさを磨きあげてきたキャラバンシューズを代表とする登山靴においては『軽くて、履きやすくて、歩きやすい』登山靴を開発し続けています。創業以来、代々受け継ぎながら進化をつづけてきたキャラバンシューズ。
登山靴のキャラバン史は、この一足のキャラバンシューズから物語が始まっています。
caravan公式ページより
中でもこの「C1-02」は、カラーが豊富で、限定カラー含めて10色の展開です。
登山ファッションも楽しみたい方には、他のウェアとコーデしながら選べるのが嬉しいですね。
キャラバンのエントリーモデルの定番で、メンズ・レディースも同じ色で展開していることから初心者には人気なのだそう。
実は登山靴には少ないブラックもあるので、男性にもお勧めです。
【caravan】キャラバン C4-03
キャラバンでもう一つ紹介されたのが、「C4-03」モデル。女性の足に合わせたモデルということで、デザインも可愛い!
他のメーカーにはない、ピンク、イエロー、パープルなど女性が好きそうなカラーバリエーションです。
また、C1-02に比べ、幅が狭く作られているのが特徴とのこと。女性なら、一度は試着して欲しい靴です。
【SIRIO】シリオ P.F.302
もう一つ紹介されたのがSIRIO P.F.302という、こちらも日本メーカーシューズです。
開発・企画は日本で、設計・製造は靴造りの本場イタリアでおこなわれています。
色は登山靴らしいブラウン系のカラー。
メーカーが違うと履き心地も全然違います。個人的な感想としては、底が厚いのか一段浮いているような印象でした。
【最終的に決めたもの】caravan C1-02
店員さんお勧めの3足を試着し、店内にある坂を登ったり、下ったり何度も歩いてみました。
結果、キャラバン「C1-02」を選びました!
SIRIOは底の高さに違和感を感じたこと、また同じキャラバンの「C4-03」は細身だったのできつく感じたことから、一番違和感のないC1-02を選びました。
やはり足のフィット感が一番です。
ちなみに色は限定カラー「サンド」をチョイス。どんな色のウェアにも合わせやすいカラーです。
しかも限定カラーには、最大100万円まで適用の損害保険という特典まで付いてます。
- 試着して、一番違和感がなかった
- デザイン、色が豊富
- 限定カラーなら損害保険までついている
もしもの山のケガ等に対して、100万円までの補償だそうなので登録しておけば安心ですね。
購入時にもらえる「お客様番号」をネット上で登録すれば翌日から適用になります。
【お店を選ぶ基準】初心者はどんなお店で登山靴を選ぶべき?
私が登山靴を選ぶにあたって、いくつかお店をみて回りました。
- 大手スポーツ用品店
- 登山専門店
- アウトドア用品店
お店によって扱うメーカー、靴の種類、店員さんの対応が違います。初心者は、必要な情報を与えてくれる「アタリ店員さん」に巡り会えるかが鍵です。
スポーツ用品店は扱っている種類が少なめ
スポーツ用品店は、スポーツ全般のアイテムを扱うので「登山靴」に割けるスペースが限られます。
よってカラーバリエーションが少ない等、種類が限定的という印象でした。カタログから取り寄せもできるとのことですが、取り寄せるまで試着ができず、時間がかかってしまいます。
登山用品専門店は玄人向き 初心者は相手にされないことも
登山専門店にも足を運んだのですが、こちらは完全玄人向けのお店だったようで、初心者の扱いが悲しいくらいひどいorz
試着の際も、試着用靴下が置いてあるにもかかわらず履かせてもらえないのです。(たまたま店員さんとの相性が良くなかっただけかもしれませんが)
詳しい説明も受けられず、初心者の自分が納得して購入することはできないだろうと思い断念。
登山好きの友人・知人が一緒なら安心して選べると思いますが、初心者だけで行くならあまりお勧めしません。
初心者ならアウトドア専門店が一番お勧め
さらにアウトドア用品を幅広く扱うお店も覗いてみることに。
初心者であることを伝えると、足の採寸、歩くコツ、人気のアイテムや価格帯などかなり詳しく説明してくれました。店員さん自身も登山をされる方のようで、女性の視点からのアドバイスも貰えるなど、初心者にとっては心強い接客。
また在庫も豊富で、色、サイズもきちんと比較でき、納得の一足を選ぶことができました。
当初、試着して気にいったものがあればネットで買おうかな〜と思っていましたが、アドバイス料をお支払いするという意味でもこのお店で購入することに。
初心者ならお店次第で、登山靴選びに納得できるか決まると言ってもいいと思います。接客や選ぶ基準に納得できないなら、他のお店も見て比較しましょう!
- 複数のメーカーを扱っている
- 説明をしっかりしてくれる店員さんがいる
- 登山アイテムの扱いが多い、アウトドア専門店がお勧め
- 登山専門店は敷居が高いので、詳しい人と一緒行こう
【親子登山】親が登山靴を買うべき理由
登山靴を購入して、早速山を登ってみました。
グリップが効くので湿気のある山道も滑りずらく、スニーカーだった時は、何度も尻餅をついた山道も一度も転ぶことなく下山できました。
登山靴を履いて登った話はこちら 子供と三角山登山 登るならどのコースがおすすめ?何より一番の違いは、登山靴を履いて昇ることで安心感があるということです。
「雨が降っても大丈夫」「滑りにくいからゆっくり降りれば大丈夫」と心に余裕を持つことができました。
特に子供と一緒の場合、自分に余裕があることで子供のフォローにもちゃんと気を回せるという点は大きいです。
何度も言いますが、子供と一緒に山を昇るなら親だからこそ登山靴を用意した方がいいです。
自然の中を楽しむ登山=自然に左右されるものなので、常に危険と隣り合わせでもあります。万が一のリスクを減らし、登山を楽しいものにするためにぜひ用意してください。