悩めるママ
子供用に防災リュック用意しようと思ってるけど、何を用意したらいいか分からなくて…
子供用の防災リュックは大人とは中身が違うよ
気を付けるべきポイントを詳しく説明するね!
しるこ
子供にも防災グッズは必要です。
少し古いデータですが(2012年)、子供がいる家庭では約半数の家庭で「子供用防災グッズ」「子供の好きなお菓子」など子供専用に防災の備えをしているいう統計データがあり、各家庭で防災意識が高まっていることがわかります。
災害はいつ起きるかわかりません。
いつかやろう、そのうち用意しようと思って、まだ子供用に防災リュックを用意していないのであれば、急いで準備しましょう。
目次
子供に防災グッズが必要な理由
子供の手は絶対に離さない、と思っていても避難の途中ではぐれてしまう可能性はゼロではありません。
そんな最悪の事態も想定して、子供がどうすれば困らないかを念頭に「子供用防災リュック」を用意してあげましょう。
また子供用リュックを別に用意することで、避難所に持ち込める荷物を増やしたり、成長に合わせて中身の見直しがしやすいというメリットもあります。
我が子はまだ4歳ですが、食糧や水が入ったリュックを用意済み。
まだ子供用に用意していないという方は、今からでも遅くありませんので用意してあげてくださいね。
- はぐれる可能性がある
- 少しでも多く荷物を運べる
- サイズが変わっても、見直ししやすい(衣類・オムツ)
子供に必要な防災グッズ10選
子供の防災用品は、万が一1人になった時に困らないようにという視点から準備していきましょう。
またポイントとしては、重くなりすぎない程度にしてあげることと濡れない工夫をしておくこと。
- 背負える重さにする
- 雨に濡れない工夫をする
- 万が一はぐれても対応できる工夫をする
子供の防災グッズ① リュックには雨カバーを
子供サイズのリュックを用意してあげましょう。胸の前で止めるチェストベルトがついているタイプの方が、肩への負担軽減になり楽に移動することができます。
我が家のリュックはメルカリで購入したお安いリュックなので、防水ではありません。いざという時に持ち出した衣類が濡れていた…なんてことになった意味がないので、ガバッとリュックごと守れる雨カバーも用意しました。
雨カバーは他のリュックにも付け替え可能なので、一つあると便利。遠足や、登山などの学校行事にも役立ちますよ。
またリュックを新規購入するなら、雨カバーとリュックが一体になっているタイプを検討してもいいですね。
子供の防災グッズ② 水は持てる分を多めに用意
つい大人より少なく見積もりがちですが、1日に必要な水分量は大人より子供の方が多いのだそう。
水分補給用に、500mlペットボトル2本を入れてあります。
とは言え、年齢的に重くて背負えない場合は大人の荷物に追加しましょう。
1日に必要な水分量は、幼いときほど多く、体重1kg当たりで、新生児では50~120ml、乳児で120~ 150ml、幼児なら90~100ml、学童で60~80mlが必要です。
一方、成人の場合、40~50mlで充分です。学童でも大人の倍近くの水分を必要としており、体重20kgの子どもは、毎日1.2ℓ~1.6ℓの水分が必要です。
出典:エビアンH P
子供の防災グッズ③ 食糧は子供が食べたことがあるものを
子供でもすぐに食べれる食糧を中心に入れておきましょう。
我が家の場合は、お菓子、ソイジョイなどの機能性食品を入れています。普段から食べ慣れているもの、腹持ちのいいものを入れておくといいです。
ソイジョイのフルーツ味は、子供も食べやすくおすすめです。
子供の防災グッズ④ プライバシーカードで連絡がつくような工夫を
万が一はぐれた時のために、親の携帯番号を記載したカードと、保険証の写しを入れてあります。
雨などで滲まないようにラミネートをかけておいたり、ビニールに入れておくといいでしょう。
子供の防災グッズ⑤ 懐中電灯やヘッドライトも持たせよう
夜間の避難時には、懐中電灯は必須。また避難先が停電になっている場合も役立ちます。
両手が空くように、ヘッドライトか首下げタイプのライトがベストです。
子供の防災グッズ⑥ 寒さ対策も忘れずに
体を冷えから防ぐために、アルミシートは必須です。例え夏でも、雨に当たれば体は冷えますので、季節を問わず必要です。
100円ショップでも購入できますので、できれば2枚(床の断熱用・体をくるむ用)入れておきましょう。
人体の熱は、体表面から出る赤外線で逃げていきます。この赤外線は、金属にあたると反射する性質があります。特に鏡のように光を反射しやすいアルミ蒸着シートは、非常に効率よく体の熱を反射することができます。このため、自身の体温を逃がさず、保温効果が高くなるのです。たった12μmのごく薄いシートでありながら、①のアルミ蒸着シートは、最も高い保温性があるわけです。
出典:フジテレビ商品研究所
子供の防災グッズ⑦ 避難所で一泊以上することを想定した衛生用品
絆創膏、歯磨きシートや歯ブラシ、マスクなどを入れてあげましょう。
まだオムツを使用しているようであれば、親のリュックでも良いので忘れずに。
- 絆創膏
- 歯磨き用品(歯ブラシ・歯磨きシート)
- マスク
- 除菌ジェルや除菌シート
- オムツ
子供の防災グッズ⑧ 衣類は重ね着できるものを1組
避難所で1泊以上する可能性があることを想定して、着替えは1組入れておきましょう。
サイズも季節も変わるので、年2回夏用・冬用と中身を見直しています。半袖+長袖+ズボンと重ね着できるものを選ぶと、温度に合わせて調整できるのでいいですよ。
我が家は登山するので、使う時以外は雨具も入れています。(防寒にもなるため)
子供の防災グッズ⑨ ストレス解消におもちゃ
避難所であっても子供は長時間大人しくなんてしていられませんし、避難所での生活は子供にとって大きなストレスになります。そんな時に気分を紛らわすためにも、いくつかおもちゃがあるといいですね。
避難所では音のならないおもちゃ、例えばカードゲームや絵本、折り紙、お絵かきグッズなどがあると良いと思います。ゲーム等音が出るものは、イヤホンも一緒に用意しましょう。
また、年齢的に最近遊ばなくなったものを入れておいても、いいかなと思います。
- カードゲーム
- 塗り絵
- 風船
- 折り紙
- 小さい頃に使っていた人形、ミニカーなど
子供の防災グッズ⑩ 小銭入れ
ブラックアウトの時、お店は営業していましたが通信ができないためクレジットカードは使えませんでした。
また、公衆電話や自動販売機(今は非常時も使えるものもありますよね)を使う際にも小銭が必要なため、災害時は現金が必須です。
子供でも小さいうちから使い方を教えておけば、自販機も使えます。念のため小銭入れに現金を入れておきましょう。
100均一でも揃う防災グッズ
100均でも防災用に使えるグッズが揃っています。
上手に使って、コスパ良く防災用品を揃えてみましょう。
アルミシート
寒さを凌ぐために必要です。避難所の体育館は底冷えするので、子供分も用意してあげましょう。
除菌シート
給水がない場合、除菌シートが役に立ちます。
フォーク・スプーン(セリア)
キャンプ用品コーナーに、小さく畳めるタイプの食器があります。
箸がまだ上手に使えない場合は、フォークやスプーンがあると便利。
軍手
瓦礫の中を歩くことを想定して用意してあげると良いでしょう。防寒にもなります。
100均でも子供用サイズの展開もありますし、セリアなら学童用・幼児用と2種類のサイズ展開があります。
ホイッスル(セリア)
ホイッスルとミニライトがついたものが売っています。リュックの外側につけておくと良いでしょう。
電池(ボタン電池4つ)も別途購入しておきましょう。
携帯トイレ
近くにトイレがない場合の対応策として、携帯トイレがあると便利。
反射板
停電した場合、暗闇の中を避難する可能性もあります。
アウトドアブランドのリュックであれば反射板がついていますが、アパレルブランドのものだと無い場合も。
そんな時は、反射板をつけてあげると良いでしょう。
防災用品 子供のためにママができること
子供用の防災リュックを作ったら、実際に災害が起こったことを想定して日頃から訓練しておくことが大切です。普段から伝えることで子供でもしっかり理解できます。
子供だからわからないと思うのではなく「いつか子供にとって役に立つ」と思い、教えてあげましょう。
防災リュックを作ったら、一度は試してみる
子供用の防災リュックを用意したら、どんな時に使うのかを説明しておくと良いです。
また非常食を一度食べさせてみる、子供に懐中電灯を使わせてみるなど、一度お試ししてみることをお勧めします。
特に非常食は口に合わなければ、食べてくれない可能性もありますよね。
万が一避難先で困らないための「非常リュック」なので、リハーサルと思って実際に試してみましょう。
- 子供用の防災リュックがあることを教える
- どんな時に防災リュックを持ち出すか(地震、水害、台風等)を説明する
- 非常食を食べてみる
- 防災リュックの中身を使わせてみる
また携帯・スマホが使えない時のために、公衆電話の使い方なども教えてあげると良いですよ。
プライバシーカードは必ず用意する
自宅の場所や、連絡先などをうまく伝えられない年齢なのであれば、「プライバシーカード」は必ず持たせてあげましょう。万が一はぐれた時に役立ちます。
またスマホ・携帯があるのなら、「伝言ダイヤル(171)」の使い方のメモを入れておくと尚良いです。
ラミネートをかけるか、パスケースなどにまとめて上から袋を被せるなど防水対策も忘れずに。
- 子供の名前
- 親の連絡先
- 家族で決めた避難場所
- 保険証のコピー
- 家族の写真
アイテムごとにジップロックへ
防災用品の整理にジップロックが便利。中身が見えるので、子供でも何が入っているかわかります。
食糧の袋、衛生用品の袋といったようにジャンルごとに分けてあげると、よりわかりやすいでしょう。
またジップロックは氷を入れて氷枕に使ったり、水濡れを防いだりと保存袋以外の用途にも使えます。
非常時にも役に立つので、大人のリュックにも入れておくと良いですね。
定期的に中身を見直ししよう
食料品等の賞味期限の確認はもちろん、子供の成長に合わせて衣類などは見直しが必要です。
我が家の場合は半年に一度、中身を見直しています。
いざという時に用意していたものが使えない、なんてことがないように忘れずに見直しをしましょう。
みんな用意している防災グッズ
近年では毎年のように豪雨、台風、地震で大きな被害が出ているのが現実。
2020年7月 豪雨
2019年9月 台風19号、台風15号
2019年8月 九州北部豪雨
2018年9月 北海道胆振東部地震
北海道の地震、そしてブラックアウト以来、我が家も防災グッズを意識的に増やしてきました。ランタンを購入し、非常食を揃え、キャンプを始めました。
あなたが住んでいるところも、絶対大丈夫なんてことはありません。特に子供を連れて素早く避難しなくてはないことを考えると、モタモタしてられませんよね。
いざという時に自分も子供も困らないように、今すぐ防災リュックを用意しましょう。一から用意するのが大変ということでしたら、ある程度中身が入った防災リュックを購入して、足りないものを買い足すだけでもOK。
また防災にも役立つキャンプ用品はこちらでも紹介していますので参考にしてください。
- 背負える重さにする
- 雨に濡れない工夫をする
- 万が一はぐれても対応できる工夫をする